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2007年 12月 01日

交換日誌は今もOJTツール

11月30日の日経MJに現場の人手不足で悩む多くの小売各社が人材離れを食い止めるために工夫を凝らしているとの記事が1面に掲載されていました。

目に留まったのはエービーシーマートで同社では先輩社員と新入社員が交換日記をつけることによりOJT教育の促進と悩み相談などのコミュニケーション作りに役立てられているそうで、その交換日記の効果は絶大とのことで、その導入前と比較すると退職率は半減となったそうです。

実は私も20年前に当時の大手アパレルチェーンに入社しときに同様の日記を先輩社員とつけていたことがあります。グループウェアやイントラネットなど企業内のコミュニケーションツールが発展しても実際の現場では昔とかわらず、やっぱりというかノートなんですね。

私も独立してから店舗運営ルールや教育カリキュラム作成のお手伝いをさせていただいていますが、店舗での作業やルールなどを書き出すことは時間さえあればできるのですが、その作業がいったい何のためにやるものなのかを書くことが困難でした。

なぜ、困難かと言いますと、事業に対する思いや顧客サービスやMDに対する考え方など経営者の思い、もっと言えば経営理念なるものを明確にする必要があったからです。

ただ経営理念といってもその内容は抽象的なものが多いのでその文書だけではなかなか共有するのは難しいのですが、接客の意味や陳列作業の目的という現場の作業を通じてその理念を説明することができれば新人でも経営理念を共有できる離職を防止する日記になるのではないかと思います。


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by operationdesign | 2007-12-01 20:19 | 経営者、経営戦略


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