人気ブログランキング |

CRMの営業活用ブログ

opedesign.exblog.jp
ブログトップ
2007年 12月 01日

メーカー値上げに対抗、PB商品値下げ

11月30日の日経新聞にイオンとセブンイレブンが食料品メーカー各社が実施している値上げに対抗しPB商品を値下げすると発表されている記事を読みました。食料品メーカーが値上げする理由は原材料高騰によるものであることは多くの消費者の方はご承知かと思いますが、ではなぜ大手小売業が作るPB商品では値段を下げることができるか、少し疑問に思います。

ユニクロのように中国で大量生産することで原価コストを下げる手法ならまだ理解できるのですが、記事ではイオンが値下げするPB24品目もセブンイレブンの食パンやヨーグルトも大手メーカーの製品と品質的にはなんら変わらないらしいです。それでも10~20%程度値下げできるのはなぜなんでしょうか?

PB商品は、メーカーからの仕入品と比べると問屋や商社などの中間マージンを削減することは可能ですが、多店舗展開されているチェーンなら店舗への配送コストは自社負担となり、結局のところ売価を10~20%も下げれるほど大きなコストメリットはないと言えます。(メリットが少ないわけではありません。念のため)

原材料コストも物流コストとも大差がないとすれば残っているのはメーカーの粗利益しかありません。その分が10~20%分の値下げできる分ですとなるとうなづける話です。

製造業は商業と違い、売価を決定するには標準原価というものを計算してから売価を決定します。これは製品1個あたりの製造費用を前年実績などから計算して設定するのですが、売上原価の計算などは全て標準原価で計算されるため、決算が終わるまで変更されることがありません。このことが製造業の売価設定をコストありきにしている原因でもあります。

メーカーにも値上げをせざるを得ない状況であることは理解できますし、完全に否定するつもりはありませんが、価格は生産者ではなく消費者が決めるものと言ったのはダイエーの故中内さんです。メーカーの売価設定にもこのような市場の競争原理を加味しなければいけない時代になったのではないでしょうか。(そもそも生産者が小売店頭価格を決めることじたいおかしな話ではありますけど、、、)

今後、多くの生活者の方々が値上げ商品とPB商品に対してどのような採決をされるのか、関心は高まるばかりです。


最後までお読み頂きありがとうございます。
このブログは小売業の業務改革事例から成功法則を探求することを目的に運営しています。


↓ クリックすると1票入ります。皆さん!ご声援をお願いします ↓
  応援お願いします  


by operationdesign | 2007-12-01 01:11 | マーケティング


<< 交換日誌は今もOJTツール      バイヤーの情報活用には難あり >>