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2007年 10月 17日

ポイントの大型店戦略は顧客志向

10月17日の日経MJにグローバルワークやローリーズファームを展開するポイントが250坪クラスの大型店を開発し、地域特性を反映した品揃えを行うとの記事が掲載されていました。

売り場面積を拡大することと地域にあわせた品揃えをすることにどんな関係があるのか?と少し疑問に思えるような分かりにくい記事でしたが、大型店舗にはなんでも揃え、坪数の小さい店は客層にあわせ商品を絞り込むということだと思います。

今まででは聞いたことがないような出店戦略ですが、狙いは適切かつ顧客のサービス改善にもつながると思われます。

店舗を取り巻く環境が変化すると既存店は低迷してきます、既存店が伸び続けることは今の時代にはありません。あとから現れてくる企業は特定カテゴリに強みをもつ企業であることが多いので、既存店舗はその対抗策として業態転換も含め自社の強い分野の品揃えを強化(選択して集中)する必要に迫られます。

そのような時、突然品揃えを絞り込むと従来からブランドを支えていてくれいたお客さんからの支持を損なうという商売の本質を揺るがすような事態が起こる恐れがあります。

このようなことを回避するために、まず多くの商品ラインを揃えることができる坪数の大きい店舗を出店し、その近隣店舗の既存のお客さんを取り込んでから、近隣小型店は顧客に合わせた品揃えに変えていくというやり方をされるのではないかと解釈しています。

もしそうだとすると、お客さんに「私が買うものはなくなったわ」と思わすことなく、同業他社とも差別化していくという大変合理的かつ緻密な戦略で、新業態の開発方法としても参考にできる事例ではないかと思います。

いずれにしろ、この記事から学べることは、出店立地にしてもMDにしても顧客のニーズを深く、深く考えていくとおのずと進むべき方向が見えてくるということではないでしょうか。



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by operationdesign | 2007-10-17 23:21 | 経営者、経営戦略


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