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2006年 12月 23日

ライトオンの新システムが軌道化

このブログは企業の業務改革事例を調査と記録をすることで私自身の知識習得と小売業の問題解決のヒントにしてもらえることを目的に運営しています。

【コラム】
12月18日に投稿した「先週見つけた業務改善事例」でも紹介したジーンズショップのライトオンが取引先200社に、同社が導入したデータマイニングソフト(高度な情報分析ツール)のライセンスを与え、販売情報をリアルタイムに共有するとのニュースがありました。(ニュースは一番下を参照)

取引先と大量の販売データを共有することで商品調達のリードタイムを短縮し欠品と値下げを削減するやり方はウォルマートがリテールリンクと呼ばれる大容量のデータウェアハウスで行っていることは有名な話ですが、ライトオンでもこれと同じやり方をスタートさせるようです。

今年の9月ごとだった思いますが、新システム移行により納品ストップか店舗への配送ストップだったか記憶が定かではありませんが、在庫管理業務が停止するような大幅なシステムトラブルがありました。同社が小売業界の中でも情報システム投資に非常の積極的なことは有名で、一般的にこの業界の情報システム投資は売上の1%~2%程度の企業が多いのですが、同社の場合は単年度たけですが、10%以上の投資額なったこともあると聞いたことがあります。

投資対象となっているのは会計、発注、POSデータの取り込みを支える基幹システムとMD計画を支える情報分析、計画立案系システムです。今回取引先のライセンス供与しているのは計画系システムのビジネスオブジェクト社のシステムですが、基幹システムはSAP社のシステムです。これらのソフトウェアは其々の分野で世界的にも最も高いシェアを誇るソフトで、高額なソフトウェアでもあります。

同社がそのように積極的な情報投資をしている狙いは、バイヤーの独断による仕入れ方法から店舗を中心とした新たなMDサイクルを構築することにあります。その背景には、ファッションアパレルリテイラーとして生き残るには必須になりつつあるSPA(製造小売)化に失敗した教訓があるようです。つまりSPA企業のように自社で在庫リスクを持つ代わりに情報システムを活用することで仕入、集荷型の調達方法を維持しながらでも欠品や見切りを防止させることにあるようです。

ビジネスオブジェクト社の事例紹介には、具体的な内容の記載はありませんが、面白いのは売れ筋レポートや予算レポートが画像つきで表示されることです。マスタの管理だけでも大変だし相当お金がかかっているシステムであることは間違いありません。

このような大規模システムの導入をされているライトオンですが、まだ業務改革は情報システムの導入が終了したばかりで、ビジネス上の成果が表れるのはまだ数年先です。今後、同社の事例は情報システムの導入事例ではなく仕入、集荷型専門店の新しいビジネスモデルの事例となることを願っております。

最後にライトオンの事例のリンクをまとめておきます


-------------------------過去の投稿はこちら-------------------------
ビジネスオブジェクト社のライトオン導入事例
SAP社のライトオン導入事例(PDF)
【ライトオン】販売情報の分析ツールを仕入れ先200社に提供
【Right-on事例】“売れる仕組み”を支えるBIを最新版へ拡張




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by operationdesign | 2006-12-23 22:18 | マーケティング


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