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2006年 06月 15日

アパレル大手の仕入コスト削減対策

皆さん、こんにちわ。このブログは小売業で働く方やその業界に関連する方々に日経ニュースを役立つ情報にしてもらうことを目的に運営しております。どうぞよろしくお願いします。

【昨日・今日の業界ニュース】
●ウォルマート新分野開拓、ガソリンスタンド併設など

【コラム】
6月14日の日経新聞にアパレル大手企業が新たなコスト削減対策に取り組まれている記事が載っていましたので、ご紹介したいと思います。

衣料品が小売業に納品されるまでに物流加工や流通加工と呼ばれる作業があります。これは中国などで生産された商品が船や飛行機で日本に到着してから、検針などを含む品質検査と値札つけ作業、店別の仕分け業務を行うもので、商品1点あたり20円や30円というような単価契約で運送会社や小売業の子会社などが製造メーカーから仕事を請負っていることが多いと思います。

メーカーがコストを負担しているので、小売業側からはこのコストに対する意識は低いかもしれませんが、メーカーは製造原価にこのコストを上乗せしていますので、結局小売業の仕入原価に反映されることとなています。また、コスト管理が曖昧なゆえに小売業側からは1点あたりの物流加工コストがいくらかという細かいところまで管理されていないのではないかと思います

今回の日経新聞の記事では、青山商事、オンワード樫山やクリムゾンなどがこの物流加工業務をまるごと中国に移管することが掲載されていました。中でも驚いたのはそのコスト削減効果で、中国に場所を移すだけで2~5割程度のコストが削減できるとのことです。

物流加工の業務は、熟練した技術を要する人でないとできない業務ではありません。検針は機械で行いますし、値札つけもピストル型の工具を使うと誰でも簡単にできます。店別の仕分けもタグ付けとバイヤーがきる発注書があれば誰でもできる作業で、代位企業であれば機械でソートしていることもあるのではないかと思います。

そのようなことから物流加工業務の中国への移管は比較的容易にできる思われますし、それを実行するだけで2~5割のコスト削減できるのであれば、多くのメーカー、小売業にとって有効な対策ではないかと思われます。

今までこの業務改善がされなかった背景には先ほど申し上げました小売業側での物流加工コストを把握していなかったことによるるのではないかと推測しています。しかしながら、以前このブログでも紹介しましたが、日本でも最もコスト管理が緻密に行われている小売業の一つと思われる「しまむら」さんではすでに5年以上前にこの物流加工業務を中国に移管されているのです。

そして、大手メーカーが今、こぞって物流業務を中国移管している背景には、ほとんどの衣料品メーカーが生産地を中国に移転したことで、もうコスト削減の余地がなくなってきていることがあるようです。

この記事を読んで、アパレルメーカーや専門店チェーンは、値段勝負は限界に来ていることを警告されているように思えます。


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by operationdesign | 2006-06-15 07:38 | マーケティング


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