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2006年 05月 16日

ライトオン、高粗利益率を支える在庫管理システム

皆さん、こんにちわ。いつもお読み頂きありがとうございます。
このブログは小売業で働く方やその業界に関連する方々に日経ニュースを役立つ情報にしてもらうことを目的に運営しております。できるだけデイリーで更新していきたいと思っています。末永くよろしくお願いします。

【昨日・今日の業界ニュース】
●マツモトキヨシの前期、純利益58%減・サンドラッグ10%増
●しまむらが靴専門店を展開、ユニクロやイオンに対抗

【コラム】
昨日に引き続いて5月15日の日経MJのライトオンの藤原社長のインタビュー記事から私が学んだことを紹介したいと思います。
記事の中で私が最も驚いたのは驚異的に高い粗利益率で、メーカーが販売価格まで指定するナショナルブランド、リーバイスやエドウィンなどのジーンズがコア商品であるにも関わらず、47.6%と高水準をキープしている点です。

藤原社長はこの高い粗利益率の原因を具体的には答えておられませんでしたが、必要な時に必要な商品が必要な店に入るような在庫管理システムを構築したことにより値引きロスが減ったことを原因に挙げられていました。

一般的に衣料品の仕入原価率は売価の50%前後である場合が多く、すべて定価で販売すると粗利益率は50%前後となるのですが、定価での販売状態が思わしくない場合は売価を下げて販売します。中には仕入原価を下回った売価で販売するような不振商品もあり、そのような商品が粗利益率を50%よりも低下させるのです。

売れないとわかると直ぐにでも値下げして売り切ってしまえば良いと思うのですがが、売価の決定はバイヤーが行っている企業が多く、バイヤーは売上高に対して数値責任を負っていますので、出来れば定価で販売したいと願っています。そのため、「もう少し気温が上昇してみなければ売れるかどうかわからない」というような結論となり、結局値下げするタイミングを外してしまい、原価割れまでした売価で販売することとなっていまうのです。

ライトオンの場合ですと売れていない商品が直ぐに発見でき、売価を変更するスピードが同業他社より速いことが他のジーンズショップよりも高い粗利益率を確保できる原因であると思えます。

あたかも高価な在庫管理システムを導入したことで実現できたような報道がされていますが、そうではなく、判断は人間がするわけですから、その判断するスピードや精度が高くなったということで、値下げ業務に関連する人たちの業務遂行レベルが高まったということでもあります。
また、システム化することで今まで個人の経験で判断していたことが数値などの基準を設置することで個人間に格差があった業務遂行レベルの格差が是正されるということもあります。

結局、業務改善活動とはこのような基準作りの作業のことであり、活動から生まれた要求事項をシステム化していくことが適切なシステムを構築する流れであり、システムを構築する前に実現したい要求を抽出しておくことが導入効果の高いシステムを構築するポイントとなるのです。ライトオンではこの適切な流れでシステムが構築されているように思えますし、そのためにはトップ自らがIT経営の道筋を示されているように思えます。



▲本日の教訓▲
効率的なIT経営を実現するにはITに要求することをトップ自ら示すべきである



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by operationdesign | 2006-05-16 13:56 | IT活用


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