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2006年 04月 25日

コクミン薬局、既存店を6分類し個店別品揃え

皆さん、こんにちわ。いつもお読み頂きありがとうございます。
このブログは小売業で働く方やその業界に関連する方々に日経ニュースを仕事に役立つ情報にしてもらうことを目的に運営しております。できるだけデイリーで更新していきたいと思っています。末永くよろしくお願いします。

【昨日・今日の業界ニュース】
●欧州家具販売のイケア、千葉・船橋に1号店開業
●百貨店売り上げ9年ぶり増加・2005年度
●05年度のスーパー売上高2.0%減・9年連続マイナス
●豊田自動織機、ニッセン系を子会社化・通販物流に進出


【コラム】
4月24日の日経MJにドラックストアのコクミンが立地条件や客層により既存店を6分類し、オフィス街ではOLの来店を見込み化粧品の品揃えを拡充したり、郊外店舗ではおむつや離乳食など小児用品を拡充したりと客層におうじた品揃えをする取り組みが紹介されていました。

以前紹介したコンビニのファミリーマートもそうですが、チェーンストアである以上、商品の調達は規模のメリットを生かせるセントラルバイイング(本部集中仕入)が基本であり、店ごとに品揃えを変えなければいけないほど客層が違うのではこのセントラルバイイングのメリットは全く生かせません。

お客さんの好みに合わせて売れるものをおくことは商売の基本ですが、これを否定しているわけではありません。店舗ごとに客層がバラバラになってしまうのは、出店戦略が間違っていたということになります。

客層が違う店が多数あると、セントラルバイイングでは、全ての客層にあわすことは不可能になり、競争相手があるカテゴリーに特化した品揃えの(例えばOL向けに化粧品やビューティ部門のみにセグメントされた)店舗を近隣に出店してくると、お客さんの立場から考えると専門化されたお店のほうが断然便利なので、たちまち顧客を奪われることなるのです。

従って、これは出店戦略の誤りであり、MDコンセプトよりも出店ありきで戦略を進めるとこのような結果になるのです。出店そのものおり想定顧客が来る立地環境を選択する機能が組織内にあることが大切です。

このままだと、ますます商品力も弱くなり、前述したカテゴリキラーが現れれば顧客は簡単にとられてしまいます。店ごとに応じた品揃えをどうせやるなら思い切って店名や内装などブランド、看板まで変えてしまったほうがコンセプトが明確になり、今後の出店方針もブランド別に使い分けられるので良いのではないかと思います。

現在、淘汰が進んでいる衣料品チェーンではそのような方向に進んでいるのでドラッグストアにも応用できるのではないかと思います。

同じ日の日経MJに靴チェーンのABCマートが出店を加速する記事がありました。物流設備とITインフラの整備が終わり今後3年間で現在の245店舗を430店舗まで一気に倍増させるそうです。チェーンストア経営の大きなメリットは物流、つまり商品供給システムができあがると規格化されて店舗、店舗運営を武器に猛スピード店舗数を増やせることです。
しかし、このような急ピッチで出店するときこそ店舗数ありきで出店拡大すると立地環境がことなる店舗を沢山作ってしまうことになるので要注意です。

郊外の大きめのショッピングセンター、小さめのショッピングセンター都心の駅ビル、ロードサイドなど立地環境ごとでブランドを使い分ければよいのであり、使い分けるにはMDコンセプトが必要で、即ち社内に商品を企画する能力が必要になるのです。
ベンダーや問屋まかせで品揃えから脱却し自社の企画力を高めるとはコンセプトを明確にすることでもあるのです。



▲本日の教訓▲
立地環境はMDコンセプトにあった物件を確保すべきであり、先に物件ありきのスピード優先の戦略は競争社会では通用しない


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by operationdesign | 2006-04-25 07:58 | マーケティング


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