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2006年 04月 05日

丸井、取引先とデータ共有で経常利益21%増

皆さん、こんにちわ。いつもお読み頂きありがとうございます。
このブログは小売業で働く方やその業界に関連する方々に日経ニュースを仕事に役立つ情報にしてもらうことを目的に運営しております。できるだけデイリーで更新していきたいと思っています、よろしくお願いします。

【業界ニュース】
●パート、待遇改善で戦力化・正社員に転職17%増
●平和堂の前期、経常利益7%増の127億円
●コーナンの前期、競争激化で単独経常益6%増に下方修正
●イズミヤの前期、経常益48%増の64億円・衣料品が好調
●ユニクロ 3月既存店売上9.2%増、
 チノパン、カーゴパンツの販促が奏功。春物全体で好調、客数・客単価とも上昇

【コラム】
イズミヤが経常増益48%で業績好調です。イオンやイトーヨーカドーなどスーパー系各社が衣料品のテコ入れを行っているのに対して、同社は衣料品が好業績を牽引したようです。
今後はウォルマート風の1フロアーで衣食住全てを品揃えするスーパーセンターを中心に出店していくそうです。一見の価値がありそうです。

さて、本題ですが、昨日のニュースでも紹介しましたが百貨店丸井の2006年3月期の好業績要因に紳士衣料品の売上データを取引先と共有できるシステムを導入し、売れ筋商品を速やかに納品できる体制を構築したとことがあげられるとありました。

メーカーや卸から仕入れて販売する衣料品の場合、仕入先に商品がないといくら情報システムで売れ筋を早く察知しても納品までの期間は短縮することはできません。

何をもって売れ筋を定義するのかは、各社により違うかもしれませんが、私の見解では販売量が多い商品ではなく、売れるスピードが速い商品で在庫がそこそこある商品のことと理解しています。(在庫が少ないと直ぐに売れているように見えるので、、、)
まわりくどくなりましたが、直ぐに売れる商品はメーカーにも在庫もない場合がほとんどではないかと思います。

特に今まで、在庫をという資産を保有しているだけで価値は年々減少していくデフレ経済下でしたので、各社とも在庫をより少なくしようと取り組んできました。
ですからメーカーは多品種少量生産を行います、しかしそれでは売れ筋商品を確保できないので、衣料品専門店各社は自社で製造まで行うSPA(製造小売)に発展していったのです。

今回、丸井と仕入先のデータ共有が好業績の原因という記事でしたが、いくら情報システムが良いものでも仕入先が売れ筋を押さえていることが前提条件です。

商品の発注から納品までの時間は短縮されたことは事実だと思いますが、それが好業績の本質的な原因ではありませんので情報システム導入の成果と売れ筋を調達できたことを整理して理解する必要があると思います。

私のお客さんにも情報システムの導入効果を間違って理解されている方が沢山いらっしゃいます。情報システムによる効果と情報システム導入により改善された業務プロセスによって生まれる効果を分けて理解すれば、ITへ投資の正しい判断が出来るのです。


▲本日の教訓▲
システム導入効果を生み出すのはシステムではなく、業務プロセスの改革である


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by operationdesign | 2006-04-05 08:21 | IT活用


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