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2006年 03月 23日

利益へのあくなき追求

皆さん、こんにちわ。今日も昨日・一昨日の日経サイトから小売業界のニュースを紹介します

【業界ニュース】
●食品スーパー出店戦略見直し・賃料が急騰、小型化や凍結も
●イマージュ、通販サイト上で商品の着せ替えサービス

【コラム】
今日(3月23日)の日経新聞にセブン&アイホールディングスの鈴木敏文会長のインタビューが掲載さえていました。鈴木会長は、従来から利益率に対するこだわりが大変強くもたれており、このインタビューからも利益追求の姿勢が伺えました。

15年前から小売業界では売上はダイエー、利益はヨーカドーと言われていました。
ダイエーは当時から拡大に次ぐ拡大で売上を伸ばしていましたが、この2社の現在の状況は皆さん良くご承知のことだと思います。15年前から利益率を重視してきたイトーヨーカドーの経営方針に小売業の本質を見ることが出来るかも知れません。

インタビューのポイントは以下のとおりです。
・2007年2月期の営業利益はミレニアムリテイリングが加わり、流通企業として過去最大になるもよう
・ミレニアムリテイリングはグループ入りすることで金利負担など更に利益率を高めることができる
・昨年、持株会社性にしたことで親会社だったイトーヨーカドーが事業単位で管理されることとなり、利益に対する意識改革が進んだ
・衣料品改革は値下げロス削減に取り組んでいる
・セブンイレブンは他社のように新業態開発には取り組まず、弁当や菓子などよりおいしいものを提供できる商品開発力を高めることに重点をおきたい

利益に対するこだわりが色濃く出ていることが印象的でした。
中でも注目したいのは、値下げロスの削減のことです。
値下げロスを問題視している小売業経営者の方は私の知る限りでは少ないと思います。

衣料品の場合、仕入価格は売価の半分であることが多いです。
しかし、原価われ販売や廃棄処分をすることにより、その分の粗利が減少し、決算後は半分以下になります
定価で売れる商品だけ仕入れることが出来れば、値下げロスはゼロということです。

利益重視の経営とトップが宣言しても、なかなか現場レベルまで浸透しません。
売上実績は予算対比でPOSから毎日見ることが出来ますが、利益は直ぐに出せない企業が多く、そのため予算化も出来ません。

そのようなことから値下のことなど考慮せず、自部門の売上予算を達成するためにどんどん仕入れる、このような体質ができてしまい、顧客のニーズを満たすことより自分の売上予算を達成することが仕事の目的になっていまいます。

セブン&アイホールディングスの成功の裏には、顧客のニーズを満たすという商売の基本が現場まで浸透してるのではないかと思いました。
私の経験上で言うと、大企業ほど予算主義で顧客を見ていません。
これは、しょうがないかもしれませんね。私もそうでした(笑)


▲本日の教訓▲
管理職が売上予算の達成だけに必死で取り組んでいる企業は赤信号。
値下げロスを削減することは商売の基本でもある



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by operationdesign | 2006-03-23 14:23 | マーケティング


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