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2006年 03月 22日

トイザらスが家電量販店に負ける?

皆さん、こんにちわ。今日も昨日・一昨日の日経サイトから小売業界のニュースを紹介します

【業界ニュース】
●米大手小売りの売り上げ、直近でやや減速・寒波で春物低迷
●ドルショップ大手のダラー・ゼネラル、増収増益・11―1月期
●ドラッグストア、高齢者のパートを積極採用
●玩具市場で新旧対決 家電量販VS.トイザらス(日経MJ)
玩具小売市場で家電量販店が攻勢をかけている。子連れの家族客を取り込もうと各社がこぞって玩具売り場を増設し、大胆な安売りを仕掛けている。守勢の玩具専門店最大手の日本トイザらスは業績が伸び悩み、2期連続の営業減益となった。乳幼児向け用品店の「ベビーザらス」中心に立て直しを図るが、新旧勢力の攻防は今のところ家電量販優位に進んでいる

●男性衣料費、家計で復権 カジュアルが好調(日経MJ)
男性のファッション消費が好調に推移している。家計の衣料品支出に占める男性衣料品の割合は昨年、1980年代後半の水準近くまで回復。シャツ・セーターの平均購入価格は物価の伸びを上回るペースで上昇し、高くても上質なものを求める消費者の意欲が統計でも裏付けられた。景気回復や団塊世代の消費、クールビズなどによる意識の変化もあり、男性衣料品消費は引き続き好調な推移が見込まれる


【コラム】
本日(3/22)の日経MJに家電量販店が玩具市場で攻勢をかけており、玩具専門店のトイラザらスが押されている記事が掲載されていました。

記事の要約は以下のとおりです。
・家電量販店各社は、家族客を取り込む目的で玩具売場を増加させている。
・最大手のヤマダ電機は全店の4割にあたる店に玩具売場を導入。
・玩具と言ってもテレビゲームのソフトなど家電商品と相性の良い商品が中心。
・玩具卸の出荷額の家電量販店へのシェアは2000年が1.5%から2004年で8%まで拡大した。
・玩具専門店のトイザらスの業績は2期連続減収減益

というような内容です。

中でも驚いたのは、メーカーとの直取引で業界を斡旋したトイザらスの価格より卸経由家電量販店の価格のほうが安いということです。
メーカーからの直接仕入より、卸経由で仕入た商品のほうが安い、、、なんで?

答えは在庫リスクにあるようです。
卸経由だと在庫リスクは問屋も負担してくれるそうですが、直接取引だと自社で全てかぶります。
売れ残った商品の棚卸減耗損を見込み、売価を設定した結果、卸経由の売価よりも高くなったのではないということです。

突然の環境変化により、強みが弱みに変わる
大変、恐ろしいことですが、消費者が玩具を買うにはどこで買うのが便利なのか?
消費者の立場にたって常に考え続けるしか対応策はないようです。


▲本日の教訓▲
厳しい競争社会では、販売している商品のことだけを考えず、消費者に提供している買い物の楽しさや便利さを同業他社と比較分析する必要がある。


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by operationdesign | 2006-03-22 22:18 | マーケティング


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