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2006年 03月 14日

ファミリーマートが個店別の商品政策強化

みなさん、こんにちわ。上嶌です。本日の日刊工業新聞にファミリマートのMD政策に関する記事がのっていました。

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【記事要約】
ファミリーマートは個店別の商品政策(MD)を強化する。本部が新たに七
つの特徴ある売り場ユニットを開発、加盟店が個店の商圏や顧客層に合わせ自
由に導入できるようにしたほか、加盟店とファミマ本部が協力しながら一部の
ゴンドラを使いMDを決める体制も構築した。
 コンビニエンスストアは既存店の低迷が続く中で競争が激化しており、従来
の本部主導、一律のMDでは商圏の需要を取り切れなくなっている

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ダイエーもそうですが、チェーンストアの売上が悪くなると、全国一律の品揃えが否定されます。
個店別に客層が違うので、品揃えも個店別にしようとする対策です。
既存店売上が低下すると必ずと言ってよいほど出てきます。

セブンイレブンは個店別品揃えで成功した見本のように言われます。
私の自宅近くにもあるので、見に行きますが確かに店ごとに品揃えが違います。
しかし、大部分の品揃えは本部が品揃えするしている商品です。
9割以上は本部の品揃えではないでしょうか?

9割の商品の売上が他社との競争に負けていれば、残り1割の商品の売上向上を狙っても対して効果はありません。
報道にも問題があるのかもしれませんが、チェーンストアは本部が品揃えする商品が命です。
その商品が不振であれば既存店売上は改善しません。
個店対応が不振店活性化対策にはなりえないのです。

チェーンストアの競争対策は自社が最も顧客より支持されている商品郡の品揃えを専門化していくことです。
個店対応という名目で購買動機が違う商品ラインをどんどん増加させることは、専門化していくこととは正反対の行為です
それでは店舗のコンセプトまでが崩れ、何でも屋となってしまいます。
その結果、客離れが更に進む事になるのです。

自社の最も得意とするカテゴリーの商品が何を理解している幹部の人は、その次に顧客から支持されるカテゴリーの商品を育てていくことを常に考えなければいけません。
激しい競争社会では競争相手となるカテゴリーキラーは突然現れますが、自社の強みをアピールできるカテゴリーの商品の売場を直ぐにつくることはできないのです。


▲本日の教訓▲
自社が最も顧客から支持されているカテゴリーの商品は何かを常に認識し、その次に支持されるカテゴリーの商品を育てていくことを忘れてはならない


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by operationdesign | 2006-03-14 23:26 | マーケティング


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