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2006年 03月 08日

値下げシミュレーションシステムの効果

皆さん、こんにちわ。上嶌です。
昨日は、3月6日(月)の日経MJ第2部に掲載されていたICタグについて投稿しました。
その号の隅に私の関心がとまった記事がありますので、今回はその記事ついてです。

その記事によるとアメリカのデマンドテック株式会社は最適な店頭価格をデータをもとに割り出すソフトウェアを開発、今後日本を本格展開する。POSデータや競合店の情報をもとにある商品の価格を変更した場合の消費者の反応を予測できる。効果的な値下げ幅やタイミングがわかるようになるらしい。

ファッション性や季節性のある商品はシーズン終わりに値下げが必ず発生する。
衣料品を例にたとえると、仕入先の値入率は50%近い。しかし、各社の決算書などを見ると粗利益率が40%前後で推移している。つまり、その差10%は値下げや返品による下落である。

ファーストリテイリングなどSPA系のショップは最終粗利益率は45~50%でかなり高めであり、逆に低価格販売に徹底しているしまむらなどは30%前後の粗利益率です。

参考までに米国のリミテッドやギャップでも40%弱であり、いかにユニクロの利益率が高いかが理解できます。(詳細は私のHPを参照してください http://www.operationdesign.jpn.jp/knowledge/usretail2003.html)

10%の粗利益高の変動はかなり大きな額です。
この値下げシミュレーションソフトで5%を改善できたとると、売上100億の会社でも利益が5億円増える計算になります。かなり大幅に利益が増加します。

このソフトがそこまで使えるかどうかはわからないので、確証は持てませんが、ICカードなど未来に店舗に目を向けるよりも現実に売り逃している機会を改善することのほうが投資に対する効果は生まれやすいはずです。

もう10年前からイトーヨーカドーでは機会損失(売り逃がし)の金額が計算できるそうです。
本来、適切な時期に適切な価格で適切な量があれば売れていた商品が、その基準を満たしていないために売りそこなった金額が算出できるそうです。
どういう計算式なのか分かりませんが、最近ではその数字が新聞発表などでも発表されるようになってきました。

ICタグやRFIDなど現在にはない未来の価値に投資するよりも、この値下げシミュレーションソフトのように現実発生している問題を改善することができる道具に投資ほうが即効性のある効果が期待できるように思えます。


▲本日の教訓▲
フューチャーストアを考える前に儲け損ないの改善をITで防止せよ。
IT投資は競争対策上有利にする優先度の高いものから投資をせよ。


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by operationdesign | 2006-03-08 22:50 | IT活用


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