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2006年 03月 07日

ICタグの活用に疑問

昨日の日経MJの第2部eリテール特集が組まれていました。
内容はほとんどの記事がICタグ(RFIDとも呼ばれています)の記事でした。

ICタグは確かに便利なものですが、少し大騒ぎしすぎのように思えます。
経済産業省が推進しているからでしょうか、それともウォルマートが導入を決定しているからでしょうか?
どちらにしろ、自分の意見は、「高価な割りには効果が少ない」ということです。
今日はその点についてお話したいと思います。

まず、活用場面ですが、ウォルマートは、物流センターで入出庫の処理に活用するようです。
仕入先にICタグの設置を義務付けることにより、物流センターの納品時の入庫伝票登録と店舗への出庫時の伝票登録が不要になるというものです。RFIDという読み取り機を通過するだけで入庫・出庫したことがSKU単位で認識してくれるようです。

現状はどうかと想像するとウォルマートが発注時に発行したバーコードを仕入先がEDI経由で入手しダンボールに添付し納品すると思われます。
納品時、物流センターのパートタイマーがバーコードをハンディターミナルでスキャンすることで入庫伝票が登録されると思われます。
物流から店舗への出荷作業も同様でどこの店舗へ何をどれくらいと指示された伝票のバーコードを発行し、ダンボールに添付していると思われます。
これらの作業は店舗での納品時も同様に行われると思います。
(すいません、あくまでも私の推測です。実際に見たわけではありません)

ICタグで効果が見込めるのは、この作業にかかるコストが低下することだけのようです。
仕入先から店舗への配送リードタイムの削減も期待されているようですが、現状でも仕入先がからの納品を受け、店舗へ配送するするまでの所要時間1日で行われていると思います。
ですから、ICタグが導入されてもリードタイムは短縮しないのではないのでしょうか?
あくまでも私の推測ですが、そのように思えてならないんのです。

ウォルマートのように巨大な企業であれば、入出庫の処理を自動化するだけでも投資効果はあるかも知れませんが、それと同じものさしで見ては判断を誤ります。

あと、もう1点別の使い方も検討されています。確か阪急百貨店の靴売場で実験されていたと思いますが、お客さんが気に入った靴を売場にある読み取り機(RFID)にかざすとサイズ別の在庫が確認できるというものです。また、その売場になくても他店にあるかどうかもわかるようです。

お客さんは販売員を呼ばなくても在庫確認ができることがメリットだそうですが、お客さんと会話できる貴重なチャンスをわざわざ高価な費用を投じてITに置き換える必要はないと思います。

ITは便利ですが、販売員がお客さんと会話できる時間を減らすことは疑問に思えてなりません。

これら2点のことから私自身の考えとして、ICカードの使用用途には疑問を感じています。
何か小売業の現場のことを知らない人、つまり活用より技術普及の考えでICカードの開発が無理やり進められているように思えてなりません。行政やIT業界の意向で開発が進んでいる気がしてなりません。
まちづくり3法もそうですが、使う側の立場でもっと考えてほしいものです。

私事で申し訳ありませんが、私がITコンサルタントをしているのも使う立場にたったシステム開発や導入が全くされていないからなのです。

日経MJには他のソリューションの紹介もあり、値下げをするタイミングをシミュレーションするソフトや顧客情報を活用し顧客との接点を増やすきっかけを作るソフトも紹介されていました。その紹介はまた次の機会にでもしたいと思います。


▲本日の教訓▲
情報投資は明確な導入目的が必要である。
それは会社の方針によるが、顧客との接点などIT活用で便利にしてはいけないこともある


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by operationdesign | 2006-03-07 08:43 | IT活用


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