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2007年 07月 15日

高級キッズアパレルの再生にチャンスあるか?

7月11日の日経新聞に、子供服メーカーのナルミヤインターナショナルの株式を投資ファンドのSBIが買収提案しているとの記事がありました。創業者の成宮会長もこの提案を歓迎しているそうで、その背景には厳しい業績から回復できる人材、後継者がいないことにあるそうです。SBIの買収提案には企業再生会社リヴァンプが株式を取得し経営に関与してくるそうで、リヴァンプに大きな期待をされていることは間違いありません。

皆さんご承知のことと思いますが、リヴァンプは元ファーストリテイリングの沢田さんと玉塚さんが経営されている会社で、ロッテリアやディズニーストアなどの経営再生に取り組んでおらますが、私の記憶では、アパレル企業の再生は今回が初めてではないかと思います。ですからファッションリテイラーの経営に関与されている方なら、どういった対策を打ってこられるか大変興味のあるところではないかと思っています。

このナルミヤインターナショナルの改革を見るべき点として2つあるのではないかと思います。
一つ目は少子化対策としてMDをどう変えていくかということで、考えられる対策は、子供だけでなく大人も買えるように品揃えを拡大しいくか、または他の競合店と差別化するために特定セグメントに品揃えを絞りこんでいくかです。ファーストリテイリングが成功してきたのは後者の方法なんですが、そのノウハウをもつお二人が富裕層を中心顧客とする百貨店中心に店舗を展開しているナルミヤインターナショナルにどちらの手法をとってくるか?という点です。

そしてもうひとつは、販売チャネルを拡大していくかどうかという点で、現在、百貨店中心の同社ショップをどこに拡大できるかということです。百貨店業界は、今後統廃合が予測されていますし、ますますマーケットは縮小傾向です。従来は高級子供服で業績を拡大してきたナルミヤインターナショナルですが、高級子供服のニーズをショッピングセンターや通販などどこに見出されるか?という点です。

他にも興味は尽きない点は多くあるのと思いますが、現在、日本の子供向けマーケットは急激に縮小し、多くの専門店チェーンは業績低迷に苦しんでいる状況です。しかし、米国では高級子供服市場には多くの企業が参入されてきているようで、ギャップやリズクレイボーンなどの専門店だけでなく、ノードストロームやサックスフィフスアベニューなどの高級百貨店も高級子供服マーケットに参入しているほど活況を浴びているようです。

このような背景の中で、企業再生のプロであるリヴァンプはどう判断されるのか、大変関心があるところです。また新聞紙上で掲載されたときにはレポートしていきたいと思います。



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by operationdesign | 2007-07-15 09:49 | 経営者、経営戦略
2007年 07月 01日

高いROAには出店ノウハウもあり

久しぶりの更新です、上嶌です。2年前にファッションチェーン専門の業務改善請負人として独立を果たしたのですが、多くの方のお陰で、今年に入ってからめっぽう忙しくなり、6月はついにこのブログの投稿も1回のみとなってしまいました。それにも関わらず多くの方にアクセス頂き大変ありがとうございます。

私のクライアントさんにもこのブログをお読みいただいている方が沢山いらっしゃり、「最近、エントリーが少ないですね」なんて言われるのですが、ご期待に応えられず本当にすいません(^_^;)。しばらくの間は、以前のように毎日更新は難しいですが、週に1回の更新はして行きたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。

さて、前置きはこのくらいにしておき、今日は6月27日(水)の日経MJの小売業ランキング調査からです。
今回の記事の中で注目したのは、ファーストリテイリングとしまむら、ヤマダ電機の専門店3社の総資本経常利益率(ROA)が突出して高いことです。

記事では、ROAが高い要因は各社様々で、ユニクロは高い粗利益率、しまむらは低い店舗運営コストなど、いわゆる今まで多くの書物で紹介されているビジネスモデルの成功要因が挙げられていました。

企業が高いROAを実現するには少ない資金で儲かる事業をする必要があるわけですが、専門店チェーンの場合ですと、調達資金の使い道はほとんど出店費用なので、安くても売上が上がる物件が多いとROAが高くなります。もっと具体的に言うと郊外でも集客ができる店が多いということが言えるのです。

上記の3社の店舗網を考慮すると今でこそ3社とも都心やショッピングセンターに出店していますが、実際には収益を支えているのは郊外立地の店舗なのです。専門店、小売業のノウハウというとMDと店舗運営ノウハウばかりが注目を集めがちですが、実は出店戦略にも重要な成功要因があります。

店舗開発というと中途入社の人が多く、店舗開発メンバーは出張が多く、顔を会わすことも少なく、そのノウハウは闇に包まれている企業が多いのではないでしょうか?

以前調査したことがあるのですが、このような勝ち組専門店では自社の店舗運営スタッフのノウハウだけに頼るようなことはしておらず、ダイワハウスなどの大手建築メーカーとタッグを組んで、前述したような割の良い物件の開発を実現すると同時に内装の低コスト化も実現しているのです。

貸借対照表をみると1店舗あたりの建物の簿価や差入保証金がひくいことが分かります。でも、これを実現するノウハウまでは分かりません。これは長年の試行錯誤の積み重ねしかありませんね。



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by operationdesign | 2007-07-01 22:00 | 経営者、経営戦略