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2008年 04月 07日

しまむらの品揃えコントロールの狙い

4月7日の日経MJにファッションセンターしまむらが店舗の品揃えをミセス向けと若者向けとに顧客層に応じて変更するという記事が掲載されていました。少し驚いたのは、2008年3月末の店舗数1079のうち若者向けに品揃えに変更する店は500店舗近くあるそうで、品揃えを分けていかれることもうなづけます。

そして、この背景にあるのは2008年2月期に初めて既存店前年比を割り込んだことで(99.0)、その対策として考え出されたのがこの品揃え分類のようです。

どういった商品で売場が構成されているか(品揃え)は顧客が便利とを感じるかどうかの基準でもあり、小売業にとっては競争力の源泉で最も重要な経営課題でもあります。にもかかわらず、品揃えをコントロール(アソートメントマネジメント)している事例は国内ではあまり聞いたことがありません。

その原因は、多くの小売業の在庫管理方法が売価還元法をベースにしているためだと考えています。

売価還元法だと原価が良く似た商品でグループ化できるシステムを構築する必要があります。例えば、ファッションだとブラウスやセーターなどのいわゆる品種別です。

問題は、在庫評価だけではなく日常の在庫管理業務もこの品種単位で実施する体制を作ってしまうことで、そうなると発注や配分は品種別にしか実施されなくなりますので、ターゲット客層別の在庫は分かりませんし、客層と品揃えのギャップが分かっていても何も対策が実施できないということが言えます。

つまり、顧客層別にアソートメントをコントロールするにはシステムと組織を顧客層と同じグループに変更しなければならないということになるのです。

このアソートメントマネージメントは、今後競争環境が激しくなればなるほど必要となる対策だと思っています。その効果を見極めるためにも今後のしまむらの展開に注目していきたいと思います。


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by operationdesign | 2008-04-07 21:36 | 経営者、経営戦略


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