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2008年 03月 28日

ヴィレッジヴァンガード、大量出店へ

どんな企業でもビジネスとして成立している以上、競争優位となる強みがあります。その強みは感性や価格であったり、企業により様々で、中には大変珍しい強みをもたれている企業もあります。

有名なところでは「遊べる本屋さんヴィレッジヴァンガード」ですね、書店の常識を超えた売場の演出は多くの人を魅了しています。

この売場の演出を支えているのはアルバイトさん達で、同社は原則、社員の定期採用を行っておらず、アルバイトで実力をつけた人だけが社員や店長になるという独自の仕組みでこの売場の演出を維持されています。

この仕組みは、コストを抑えて営業力を維持できる合理的なものですし、またアルバイトさんの立場から見ても、今まで生活費稼ぎの手段だった仕事が将来の目標を見出すことができるようになり、労使が互いにメリットを得れる優れた仕組みでもあります。

この仕組みが同社の強みであることはもちろんなんですが、3月28日の日経新聞に今後5年間で現在約200の店舗を600店舗にするとの記事が掲載されていました。

5年間に400店舗も増えるわけで、単純に年割りすると年80店舗、月間にして7店舗ということになり、今後5年間は週2店舗のペースで新店が出来る計算になります。

そうすると同社独自の仕組みで人材が追いつくのか?という疑問が出てきます。その点については触れられていませんでしたが、あの楽しい売場が維持できなくなるほど出店されるとは考えられませんので、何か面白い対策でも用意されているのでは、と少し楽しみにしています。

そして、これはチェーンストアオペレーションではない企業がチェーンストアと同様の出店ペースで拡大していくということでもありますので、私たちが参考にできる事例も沢山あるのではないでしょうか。



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by operationdesign | 2008-03-28 23:26 | 経営者、経営戦略


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