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2007年 12月 13日

良品計画は自動発注で店舗作業削減

 12月13日にあるIT系のサイトから良品計画が自動発注システムを導入するという記事を見つけましたので、ご紹介したいと思います。
(記事はこちらです→良品計画 全店で自動発注、店員は接客に専念)

良品計画ではもう7年も前から自動発注に取り組んでいたらしいのですが、そのシステムが計算するロジックが複雑すぎることと、店舗にとっては納得できるような数量ではなかったようで、店舗ではシステムが提案する発注数量を人が再計算し、変更するという作業を行なわれていたそうです。

それが大変な作業負荷になっているとありましたが、それは当然ですね。詳しいこと書いてありませんが、システムが計算したデータを人間が手で計算し直すなんて、一体何のためのシステムなのか?と思いたくなります。経営者の立場で考えますと、高い金をシステムに投資したにもかかわらず、現場の作業はさらに大変になるなんて、ちょっと信じられません。心中穏やかではないのでしょうか。

もちろん、このようなことが起こる原因は、システム導入時の要件定義が不十分であったことに違いありませんが、私が思うのは、そもそも多品種多量の商品を扱い、販売状況も店舗ごと異なるような小売業が、自動発注に必要な発注点や安全在庫、ロット単位などを店別品目別というものすごい細かい単位で計算してデータとして活用するのは、それ自体に無理があるんじゃないか?ということです。

また、ファッションアパレルもそうなんですが、シーズン性の強い商品は、販売期間が短い上に販売数量の浮き沈みも激しいので、これを考慮するだけでも自動補充に必要な発注点や安全在庫を求めるのは無理ですよね。

現場で働いている方なら「そんなの当たり前だよ」と思っていらっしゃるかと思います。

そのような結果、「発注数量の提案はシステムが行いますが、その数量で良いかどうかはお店で判断してください」というような妥協案がシステム開発段階で出てきたのではないでしょうか。

今回の新しいシステムは、売れた数量だけを補充するというものだそうで、そのシンプルさが店舗の人には好評だと記事に書いてありますが、私が最も効果的だと考えたのは店舗の人が発注数量を変更できなくしたことだと見ています。

前述しましたが、ファッション品は補充よりも初期品揃えに重点を置かれている業種で、その点がコンビニやスーパーなど他の小売業の商品特性と最も違う点です。コンビニやスーパーなどは欠品しないことが重点課題ですから、これを回避するためのシステムが開発されるのです。それに比べ、アパレルや雑貨などのシーズン商品は、補充商品が少ないので、そこに人件費をかけるのは、ばからしいということになったのではないでしょうか。

補充発注は全て本部が行い、店舗は顧客へのサービスに資源を集中する、同業他社よりも顧客の支持を得る戦略だと思います。



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by operationdesign | 2007-12-13 23:27 | IT活用


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