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2007年 09月 21日

携帯電話がポイントカードに変わる

9月20日の日経新聞に大日本印刷と電子マネーなどのICカード媒体技術を開発しているフェリカネットワークスが中小小売業向けにお財布携帯を使ったポイントカードシステムを構築するとの記事がありました。

通常ポイントカードシステムは企業が独自に開発することが多いため、巨額の構築費用を必要としているのですが、同社のシステムはインターネット経由で複数の企業が共通に使える形式のため、構築費用は不要で月々のライセンス代で使えるとのこと。投資額が従来よりも大幅に低くできることとお財布携帯が普及が進んでいることから中小小売業のニーズに応えられると考えられているそうです。

業務システムを企業が共同で使うやり方は以前からありますが、まだあまり普及していません。しかし、このやり方で多くの小売業が関心の高いポイントカードシステムを構築することは、安く導入できることから大変評価できます。

そして、ポイントのスキャニング媒体を携帯電話にすることで生活者は沢山のカードを持たなくてもすむので、顧客サービスの改善はもちろん、カードが多すぎてポイントカードを使うのが面倒になっている人の背中を後押しするのではないかと思います。

しかし、小売業にポイントカードが普及しない本当の原因は、投資額の問題ではなく、次の2点ではないかと思います。
 ①顧客別の購買履歴は量が多すぎて分析できない。
 ②分析結果から仮説(対策)を生み出せない→情報を活用できない
 
まず、①はソフトウェアを使える人材育成が課題となります。②はPDCAサイクルなど業務プロセスの問題。会社全体で分析、仮説、検証のサイクルをまわすルール、体制を構築することが課題となります

ですから、本当に小売業のニーズを叶えるなら、PDCAサイクルの構築とソフトを使える人材育成のサポートをしないと、システムの普及は難しいですね。特にファッションチェーンがポイントカードで来店頻度や購買単価をアップしたというような事例を常に探しているのですが、いまだ見たことはありません。

情報システムを活用した顧客サービス改善事例、出てきてほしいですね。お財布携帯ポイントシステムに期待しています



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by operationdesign | 2007-09-21 06:42 | IT活用


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