2007年 03月 22日
3月21日の日経新聞にシャツメーカーのトミヤアパレルが男性用のYシャツのサイズを拡大するとの記事がありました。従来は百貨店からの受注があった時点で生産するパターンオーダー方式でしたが、これでは顧客ニーズを満足させることができないと判断し、イレギュラーサイズの商品を店頭に置くことを決断されたそうです。 時を同じくして前日の日経新聞にも東急ストアが従来なら0.5センチ刻みの靴のサイズを0.25センチとし、右と左が違うサイズでも購入できるという記事もありました。 二つの記事を見て最初に思ったのは在庫が増えそうだなということです。ファッションリテイラーにとってサイズ拡大は顧客へのサービスレベルを高めることを間違いありませんが、在庫をもつリスクを抱えています。 靴にしてもYシャツにしてもサイズ拡大の背景には店頭での顧客の不満や買わずに帰ったお客さんが多かったことが推測できます。そのような機会損失を防ぐ量だけの発注を増やせば在庫は増えず、顧客満足度を高まりますね。 大切なことは品揃えを考えるときに顧客の声や不満を基準に判断していることではないかと思います。組織が大きくなったり立場が高くなると現場の声が分かりにくくなりますので、トミヤアパレルも東急ストアも現場の声が経営者や商品部に届く企業体質であることがわかります。 最後までお読み頂きありがとうございます。 このブログは小売業の業務改革事例から成功法則を探求することを目的に運営しています。 ↓ クリックすると1票入ります。皆さん!ご声援をお願いします ↓ 応援お願いします
by operationdesign
| 2007-03-22 07:25
| マーケティング
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アップオンデマンド代表取締役。ITコーディネータ。中小企業中心に多数のCRM/SFAの導入実績あり。日々現場での出来事や気になるニュースから感じたことを綴ります by operationdesign ブログ運営会社
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