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CRMの営業活用ブログ

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2006年 01月 23日

システムの導入目的

私はシステムへの目的は大きく分けて4つあると考えています。

 ①管理・品質レベルの向上
   タイムリーな情報把握など
 ②業務活動のスピードアップ
   納期短縮など
 ③情報・知識共有による組織力向上
   提案書や顧客情報の共有で営業力の向上
 ④コスト削減

④は投資に対する効果は定量的に判断できますが、
①~③の投資効果は非常に数値化しにくいものです。

高いソフトウェアを導入してからと言って、リードタイムが短縮されるとは限りません。

しかし、今まで納期回答は製造担当者と営業マンでの口頭によるやりとりであったものからシステムが在庫や発注済数量を計算し、在庫引き当て処理を行うようになります。

すると営業部の中に口頭でのやりとりはなくなりますが、全受注案件の得意先の要望や特性を考慮した出荷計画を立案することになります。

つまり、今まで営業マンの早い者勝ちであったような在庫引き当てが得意先の顔を思い浮かべながらの納期調整(出荷計画の立案)を行うことが可能になります。

経営者が投資を判断する効果はここにあたります。(販売管理システムの場合)

販売管理の提案書を書く場合はこの点を目的として書くべきだと思います。
システムの機能要件を書いているような人はSI企業の営業として失格です

by operationdesign | 2006-01-23 21:53 | IT活用


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