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2007年 02月 19日

キャビンを4年で1000億に

「過去に例を見ないようスピード拡大」

これは、2月17日の日経新聞のファーストリテイリングの昨年買収したキャビンを拡大していく記事を見て思った感想なんですが、全く同社の意思決定の早さと強気の姿勢には驚きを隠せません、正直ど肝を抜かれるといった感じです。

ファーストリテイリングがキャビンを買収すると報道されたのが2006年の4月20日で、実際役員が送り込まれたのは2006年の年末だったように思えます。そこからキャビンへファーストリテイリング流のやり方をどのように注入していくのか、大変関心をもっていたのですが、3ヶ月程度で4年で200店舗、売上高1000億円にするというとてつもない計画が発表されたのです。

そもそもキャビンとは年商200億円規模の会社で、それを4年で5倍にするなんて、普通の人だとできませんよね。現在の業界全体を見渡しても柳井さんしかいないと思っています。

具体的な内容について、私がもっとも興味深かったのは、
○従来のキャビンの店舗の5倍以上となる200~300坪という大型店舗
○価格設定はボトムで5000円~6000円というモデレートプライス
という2点です。

この新ブランドキャビンでは中心客層を20代~40代と幅広く想定するそうですが、正直言って、このような価格帯で、200坪以上の大型店を郊外に出店し成功しているチェーンは日本にはありません

成功しない原因なんですが、
◆大型店の売場を埋めるには多くの在庫が必要
◆販売量が増えないと、在庫回転率は悪化する
◆在庫回転率が悪化するとMD企画の入れ替え頻度が低下
◆ファッション性も低下し、ファッション志向の強い人からは支持が得れなくなる

ということなんです。そのようなことから郊外で大型店を展開するには日用衣料中心となってしまうのです。

ですが、このような郊外立地で大型店、ハイファッションを売り、成功している企業は実はあるんです。それはリミテッドやザラ、H&Mなどの外資企業なんです。

世界第2位のH&Mは2008年秋に日本に進出しますし、ザラは3年後に店舗を50以上にする計画を発表しています。そのことを考慮すると柳井さんの中には、このグローバルリテイラーとの国内は勿論、ニューヨークや上海での戦いも視野に入っているのではないかと見ています。

今後、大型化したキャビンがどのような付加価値を提案してくるのか大変楽しみでもあります。


----------------------過去の投稿はこちら----------------------

ファーストリテイリング、婦人服キャビンを傘下に


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by operationdesign | 2007-02-19 00:17 | 経営者、経営戦略


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