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2007年 02月 13日

同族会社のコンプライアンス

皆さん、こんにちわ。昨今、リンナイや不二家など企業の不祥事が相次ぎ、その原因は同族経営に一因するとの報道がされています。そして時を同じくして2月12日の日経MJに三陽紹介のトップ人事が行われ、その人事異動の一つの狙いがオーナーカラーを排除することにあるとの記事がありました。

一方でワールドやすかいらーくなど外食企業は、大胆な改革を実行するためにMBOにより株式を非公開にし、オーナー企業に戻った会社もあります。

それぞれのやり方にメリット、デメリットがあると思いますし、どちらが正しいという問題でもないのですが、企業経営として目的は同じなのに取るべき手段が正反対なのは大変興味深いことで、成果の違いがどのように現れるのか非常に関心があります。

そもそも、これら不祥事の原因は、同族経営という手法が問題ではなく、現場の問題が経営陣に報告されないことが問題で、要するに大きな権力者である創業者が裸の王様になっちゃったということですね。

小売業界は金融や建設、製造業などと比べるとまだまだ歴史の浅い産業で、大手GMSでも創業者の2代目がCEOであるような業界で、専門店チェーンにいたっては同族経営は当たり前のことです

MBOをする企業のその理由の一つは経営スピードを高めることにありますが、意思決定のスピードを急ぐあまり、その判断基準に客観性がかけ、トップの主観的判断に任せるようになってくると、裸の王様になる第一歩だと考えてよいでしょう。

全てのことが個人に依存するよるとなると、下手なことは報告できないと考えるのは当然のことで、おまけに意思決定は一人に集中するので更に現場の実情がわからなくなります。ダイエーのような巨大企業であっても、以前のようにカリスマ経営者がいると、このような企業体質になります。

私自身も同族経営による閉鎖的な体質を意見を言い合えるような体質にするための仕事をしたことがあるのですが、そのときにやったことは権限見直しはもちろんのこと、PDCAサイクルの構築、会議の再編成など意思決定の基準作り(ルール作りでもあります)でした

つまり、問題を問題と認識するには明確な基準が必要で、大切なことは同族経営かどうかではなく、この基準を整備し、現場レベルでも共有できるようにすることなんです。良いこと悪いことの基準が全員に明確に伝われば、現場は必ず事実を報告してくれると思っています



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by operationdesign | 2007-02-13 22:05 | 経営者、経営戦略


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