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2006年 12月 18日

業務改革プロジェクトで店舗間接業務を大幅削減

このブログは企業の業務改革事例を調査・研究することで私自身の知識習得と小売業で働く皆さんの問題解決に役立ててもらえることを目的に運営しています。

【コラム】
多店舗展開していくには店舗のローコストオペレーションは必須の課題になりますが、すでに多店舗となった企業でも年々人件費は高くなっていくので、ローコストに押さえていく、コントロール機能が組織には必要です。

特に大企業ほど一度できてしまった仕事のやり方を変えていくことに抵抗があり、マネジメントなど人の力でローコストに抑えていくことはなかなか難しくなります。そのようなことから小売業の業務改革の中で最も多いテーマの一つに「店舗作業の削減」があります。

フォーマットにより違いがあるかと思いますが、店舗作業とは、入庫、陳列、ストック、値下げなどほとんどが商品にまつわる作業だと思います。ですから作業を削減するには商品配送方法や頻度を見直すことが最も多きな効果を生み出します。(投資額も大きくなりますが、、、)

商品供給方法の改革に次いで多いのが発注伝票や勤務時間の計算などの間接業務の削減です。本日投稿しました「先週見つけた業務改革事例」の中にイオンが2002年から4年以上も取り組んでいるBPRプロジェクトの事例紹介があり、間接業務の削減に大きな成果をあげられているようです。

事例によりますと、イオンでは各店舗の給料計算などの間接業務を本部に一括し集約し、従来の工数18.2人月を5.7人月まで減らすことに成功したそうで、それにより年間100億円近いコストを削減したとのことです。

同社の基幹システムはSAP社のR/3というドイツ製のERPパッケージですが、システムに入力するのは多くがパートタイマーでありマニュアルを読まなくてもすむように画面上に細かい説明を付け加えるなど簡単に操作できることにこだわったそうで、事務作業を削減するためのシステムですから操作画面にはこだわり独自に開発をされたようです。

私がこのプロジェクトが成功している要因は発足から4年経過しても事務作業の削減という目標を持ちつづけていたことだと思いますし、そのためにはトップのリーダーシップが業務改革プロジェクトで発揮されたことと思っています。

やはり業務改革の成果は地道な努力の積み重ねのようです。

---------------------過去の投稿はこちら-----------------------------
先週見つけた業務改革事例2006/12/18




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by operationdesign | 2006-12-18 06:42 | IT活用


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