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2006年 11月 26日

良品計画、本部で残業禁止

皆さん、こんにちわ。このブログは小売業の業務改革事例を紹介し小売業の皆さんに問題解決のヒントにしてもらえることを目的に運営しております。

【コラム】
11月26日の日経新聞に無印良品を展開されている良品計画が本部社員の7時以降の残業を原則禁止するとの少しユニークな記事が掲載されていました。

記事によりますと午後7時を過ぎて社内に残るには事前の届け出が必要で、今年中は木曜日と金曜日が残業禁止日となりますが、来年以降は毎日この規則が適用されるそうです。そして残業禁止でも業務を滞りなく進めるために本部業務のマニュアル化を進めるとのことです。

小売業本部での労働環境の改善事例としてはファーストリテイリングが本社で社員固有の席と部門を仕切るパーテーションをとっぱらい、電話もPHSによる社内携帯電話として、従業員自身の固有のものはロッカーとPCだけというコミュニケーションを最優先した労働環境改善の事例がありますが(以前の投稿はこちらです)、残業禁止とは私も初耳でそれも全ての日でというのは大変珍しい事例のようです。

私は店舗オペレーションの標準化をお手伝いしておりますが、店舗の作業は原則的には店舗や上司がことなっても作業で同じ内容で構成されています。作業の実施結果が店により異なるのは本部が基準ややり方を明示していないか、または店舗スタッフに実行能力がないかだけなのです。

それに比べ本部業務はスタッフそれぞれが個々に違う仕事をしており、尚且つそれが経験法則でしかできない仕事であったりするので、上司(この場合は商品部長や企画部長など)ですら部下が何をやっているのか知らないこともあります。

業務を標準化するには全ての業務を項目として抽出しそれを整理することから始めますが、この本部業務のように経験の違いによりやり方が違う場合は項目を整理することが最初の壁となります。私も以前の会社で権限委譲を目的に本部業務を全て抽出し、文書化したことがありますが、各部の業務を文書化するのが精一杯でこれをマニュアル化するまでにはいたりませんでした。

しかし、かりに本部業務のマニュアル化できたとしても残業を減らすほどの効果はないといえます。それはベテラン社員がやっている仕事を誰でもマニュアルを見て出来るようになるには長い教育期間が必要だからです。つまり、業務を標準化と残業時間には因果関係がないことがいえるのです。

では、良品計画が残業禁止にした本当の狙いは一体どこにあるんでしょうか?単なるコスト削減とは思えませんし、社員の意識改革でしょうか?そこから先は想像するしかないようです。


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by operationdesign | 2006-11-26 21:56 | 経営者、経営戦略


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