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2006年 10月 30日

コナカ、ICタグで接客力向上

皆さん、こんにちわ。このブログは小売業で働く方やその業界に関連する方々に日経ニュースを役立つ情報にしてもらうことを目的に運営しております。どうぞよろしくお願いします。

【コラム】
昨今の好景気からアパレル、専門店の販売スタッフが不足しているニュースが多く聞かれますが、アパレル専門の人材派遣会社も販売未経験者に対する接客やカラーコーディネート教育のカリキュラムを用意するなどビジネスチャンスを見出されている企業も多いようです。業界全体で人材不足になると店頭には初心者スタッフの増加など、サービスレベルは低下が想定さ、教育を重視する小売企業が増えてくると思います。

そのような中10月30日の日経MJに紳士服専門店のコナカが販売スタッフの接客をICタグを活用して支援する仕組みが紹介されていました。その記事自体は同社がスーツのパターンオーダーの専門店を立ち上げる記事だったのですが、ファッションに関心の高い30代~40代の顧客層を取り込む目的でこのICタグのシステムを導入するそうです。

そのシステムでは、店頭に設置される端末にお客様の情報を入力すると前回購入された商品の履歴が、なんと画像付で表示されるというもので、これによりスタッフは顧客が前回購入した商品に合わせた商品の購入を促すことができるそうです。

従来アパレル業界では、お客様からの問合せがあったときに答えるというような受身的な接客が大勢でしたが、これは客数や作業の多さからスタッフに顧客の趣味や過去の購買履歴などまで把握しきれなかったためです。個人で商売をされているような酒屋や魚屋などの店主は顧客の購買履歴はおろか家族構成まで把握されている方も多く、この情報により販売を促進されているのは当たり前のことです。

同社が今回導入するシステムは、現場で把握しきれない多くの顧客情報をスタッフに代わり覚えてくれる仕組みで、新人や接客が苦手な人でも販売力を高めることができるシステムではないでしょうか。

本部のベテランスタッフが店舗に来て接客を教えるよりも店舗スタッフに自主的な接客を促し、接客の楽しさまで教えることができるなど多くの効果が期待できる情報システムであると思います。



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by operationdesign | 2006-10-30 09:00 | 顧客満足


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