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2006年 10月 16日

ユニクロ、新タイプの大型店も好調の模様

皆さん、こんにちわ。このブログは小売業で働く方やその業界に関連する方々に日経ニュースを役立つ情報にしてもらうことを目的に運営しております。どうぞよろしくお願いします。

【コラム】
先週の金曜日からファーストリテイリングに関する記事が多くありました。
10月12日(木)には柳内さんが社長復帰1年目にあたる期の業績発表で連結ベースの経常利益が25%増加したと報じられ、翌13日(金)には注目の新業態店舗「ジーユー」の1号店がオープンし、新聞だけではなくテレビでも取り上げられるほど報道されていました。

業績発表では、業績が好調の原因は在庫管理や生産調整が成功し粗利益率が改善(3.0%)したことがあげられいましたが、アパレル小売業の財務状況をよく知る者として言いたいのですが、同社の47.3%という驚異的な粗利益率は在庫管理や生産調整などという小手先の技術だけで実現する数値ではありません。

アパレル専門店の粗利益率を引き下げる原因は売れ残り、つまり死に筋商品です。同社の高い粗利益率を支えているのは死に筋商品が少ない、即ち売れ筋商品を供給する能力が極めて高いということでもあるのです。大局的な言い方をするなら顧客のニーズを把握できているともいえます。同社のように大規模組織になっても顧客ニーズを商品政策に反映できる仕組みは組織という視点から見ても参考になるのではないでしょうか?

さて、前置きが長くなりましたが、10月16日(月)の日経MJには、ファーストリテイリングが取り組んでいる1600㎡の大型店の実験状況の記事が掲載されていました。

以前このブログでも書きましたが、(詳細はこちら→ユニクロ、1600㎡の大型店で年商1兆円へ)、大手チェーンが大型店を出店する場合、大型店用に商品ラインが追加されたりしますが、そのような時、MDコンセプトを維持した商品構成ができず、雑多な品揃えとなり、それが原因で顧客への提案力が低下、客数が減少するとともに売場販売効率(坪売上)も一気に低下することは業界ではよくある話です。

チェーンを志向されている企業なら米国の小売業を勉強されている企業も多いので、競争対策として売場面積を拡大することは業界では常識となっています。しかし、大型店の出店はできても、前述したMDが売場面積に追いつかないという理由から販売効率が低迷し、そのような低効率の店舗を複数出してしまったなら会社存続の危機にまで発展することもあります。ダイエーのハイパーマート、コウズもそうでした。

そのような背景から、ファーストリテイリングの大型店舗の取組には、そのような危機的視点でも注目していましたが、同社の大型店は坪売上300万円と標準店舗の効率を下回っていないということでした。その原因は従来から販売してきたベーシックな商品以外に、大型店限定にデザイナーなどが企画したと思われるファッショントレンド商品が好調であるとのことでした。(同社はそれを見越して大量にデザイナーを採用しているのです)

今後の出店は、ダウンタウンでありませんが、大型のSCや政令都市のロードサイド中心だそうで、国内で300以上の候補地が見込めるとのことで、次々と生み出されるビジネスを拡大する戦略、そして実行の移し結果を出すスピードの早さには驚くばかりです。


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by operationdesign | 2006-10-16 12:38 | 経営者、経営戦略


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