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2006年 06月 21日

大手アパレルメーカー、夏の端境期商品を強化

皆さん、こんにちわ。このブログは小売業で働く方やその業界に関連する方々に日経ニュースを役立つ情報にしてもらうことを目的に運営しております。どうぞよろしくお願いします。

【昨日・今日の業界ニュース】
●住友商事、伊勢丹からバーニーズジャパンを買収
●伊勢丹、2007年末に中国の瀋陽に出店
●5月のコンビニ売上高2.9%減、22カ月連続で前年下回る

【コラム】
ワールドカップも今週末には決勝トーナメントへと突入し、7月に入り本格的な夏がもうすぐ来ますが、まだまだ熱戦が続きそうです。小売業にとっては7月とはバーゲンがスタートする月で、特にファッションを中心として長いバーゲン期間が続きます。

実は10年程度前のバーゲンのスタート時期は7月の下旬でしたが、現在は7月1日にはほとんどの駅ビルや百貨店でもバーゲンがスタートしており、この10年で2、3週間ほどバーゲンの開始時期が早くなりました。そのため、お盆を過ぎたころには売場には初秋物といわれるカラーだけが秋色で素材や袖は夏物である秋物を品揃えするまでの「つなぎ商品」が多く陳列されています。

まだ、8月下旬は暑い時期でお客さんは夏物を着用されていますし、本格的な秋物が品揃えされる9月においてもお客さんは夏物衣料を着用されている方が多くいらっしゃいます。つまり、9月まで夏物の実需要があるのですが、お店側は2ヶ月も前の7月からすでに値下げ販売し消化する体制に入っているのです。

ファッションを提供しているのであれば、お客さんの生活シーンと販売期間にギャップがあるのは当然なんですが、この10年間の景気 の悪さからアパレルメーカー、ファッション専門店とも売れ残りリスクを恐れ、在庫を抑えようとしてきた結果、消費者の生活シーンと販売期間とのズレはさらに拡大しています。

そのような中、6月21日に日経MJに大手アパレルメーカーの三陽商会やレナウンが端境期対策を強化するとの記事が掲載されていました。三陽商会では前述した秋色夏素材商品の拡充を行い、レナウンは驚くべきことに7月のバーゲン時期から秋物の品揃えしていかれるそうです。

お店でお客さんと接している方はご存知だと思うのですが、8月下旬のまだまだ暑い最中に衣料品を買いにくるお客様は当然夏物が欲しいのです。しかし、2ヶ月近く前からバーゲンで売り減らしをしていますので欲しい商品がないのです。それで、しょうがなく秋色夏素材の初秋物を購入されていかれるのです。

つまり、端境期商品とは在庫リスクを回避するための作る手の都合を優先した商品であり、お客様には不要の商品なのです。お客様の立場にたって考えると、わざわざ端境期商品を開発するのであれば、夏物のプロパー在庫を増やして欲しいということではないでしょうか?

記憶の新しいところでは、今年の冬は寒かったこともあり12月で冬物衣料が沢山売れ、1月には品切れによる機会損失を起こしました。このような出来事はこの10年間ありませんでしたので、このままま勢いがこの夏も続くのであればお客さんのニーズをより反映する仕組みを作っている企業が夏のファッション商戦を一歩リードするのではないかと思っています。



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by operationdesign | 2006-06-21 11:27 | マーケティング


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