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2006年 05月 19日

イオンのオリジン買収後の現場体制

皆さん、こんにちわ、このブログは小売業で働く方やその業界に関連する方々に日経ニュースを役立つ情報にしてもらうことを目的に運営しております。どうぞよろしくお願いします。

【昨日・今日の業界ニュース】
●流通大手、パート・アルバイトの正社員化加速
●紳士服大手2社そろって経常増益、前期は防寒衣料好調
●スターバックスの前期、単独経常益が最高に


【コラム】
昨今、小売業の新業態開発や商品ラインの開発にもM&Aを活用される企業が多くなってきましたが、そのメリットの一つにノウハウを吸収できることがあげられます。

吸収するノウハウは、陳列や売場作りなどの販売ノウハウや仕入先や生産背景などを含めた商品開発ノウハウなど実務的なものであればあるほどメリットは大きいと思います。しかし、実際このようなノウハウは社内で共有されているものではなく、優秀と言われる人の経験や知識でしかないものが多いのではないかと思われます。

ただでさえ、表面化していないノウハウを共有するのは難しいのですが、M&Aであれば、買収された企業は買収した企業の子会社や1事業部になることが多く、企業間で上下関係が出来てしまうと買収された企業の実務担当者は買収した企業の風土、カラーに染まってしまい、さらにノウハウは表面化しなくなるのです。

本日の日経新聞にイオンがドン・キホーテとTOB合戦の末、傘下に納めたお弁当屋さん、オリジン東秀のノウハウを早速吸収しているとの記事がありました。その記事によると、イオンの新店ではオリジン東秀の弁当コーナーができ、オリジン東秀の社員はイオンのスタッフに弁当の盛り付け方法を指導しているということで、買収された企業であるオリジン東秀の社員も今までなかった指導する仕事に戸惑いながらも大きなやりがいを感じているとのことです。

イオンの岡田会長の言葉を引用させていただくと「今後は異業種のノウハウを得る買収を増やすが、ノウハウを得るには買収先に信用してもらえる人材活用策が大事になる。」とのことで、トーマツコンサルティングの調査によるとM&A実施後の難点として、買収した企業の社員が辞めていくことや文化風土の統合が難しいという点をあげられています。

実は、私もレディスアパレルチェーンに在籍していたときにメンズチェーンの買収に少したずさわったのですが、最初に申し上げたような買収したほうとされたほうで上下のような関係となり、2,3年後には多くの社員が辞められていきました。

イオンでは買収された側の社員のやりがいをもたせつつ、実務レベルのノウハウを吸収させる仕組みが組織として出来ているようです。そして、教わるという謙虚な姿勢が社風として現場まで行き届いているように思えました。さすがは業界のリーディングカンパニーですね。


▲本日の教訓▲
ノウハウの吸収とは実務担当者が教育を受ける体制をつくることである



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by operationdesign | 2006-05-19 16:54 | 経営者、経営戦略


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