2013年 05月 21日

日清食品、アフリカ進出

おはようございます。アンゾフというアメリカの学者さんが提唱した4つの成長戦略をご存知でしょうか?

一つは既存市場で他社とのシェア争いに勝つ戦略、二つ目は新商品を開発し既存市場に投入する戦略、三つ目は既存商品を新市場、例えば海外などに投入する戦略、4つ目は新商品を新市場に投入する戦略というものです。

戦略を分類すること自社の戦略を考え直す上で意味のあることですが、実際に企業が行った事例を見ることはもっと意味のあることで、新聞にはそのような各社の取り組みが豊富に掲載されています。

今日(5月21日)の日経新聞に日清食品さんがアフリカ、ケニアに工場を設立し即席麺を販売していくという、前述した成長戦略、三つ目の市場開拓のヒントとなるような記事が掲載されていました。

記事によりますと、2013年の秋から販売を開始し2018年までに50億円の販売を見込まれているとのことですが、興味深いのは同社が2008年、5年も前から現地の学校などで即席麺を紹介し、現地に食文化にあわせた味にするという事業開始の下地作りに取り組んでいたということです。

先日、私も出張でベトナムを訪問したのですが、エースコックのすごく大きな工場があり、またスーパーではエースコック社が販売しているフォー(ベトナムの人が食べるお米でできた麺)が沢山陳列されていました。パッケージの見た目も日本企業が製造しているなんて全く思えないもので、少し調べてみるとベトナムの即席麺のシェアではエースコックが首位をとっているということでした。それだけ支持をさえているエースコックですが、ベトナム進出からすでに20年も経過しようやく今の地位を獲得されたそうです。

やはり既存商品で新市場の開拓する戦略をとると言うのは簡単ですが、顧客の支持を得るには大企業でも10年近くかけないと実現できないということが言えます。

そこまでして企業が新市場を開拓するのは、市場でシェアを獲得することは、競争相手が多い市場で戦うよりもコストがかからないということを知っているためです。

そしてこの麺市場は中国、インドネシア、インドなどアジア中心に市場開拓がされてきたため、アジアでは競争相手が増えてきたため、日清食品ではまだ競争相手がいないアフリカをターゲット市場としてとられられているということです。

しかし、アフリカには麺を食べるという食文化がありませんから、そこから啓蒙していく必要がありますので気の遠くなるような作業ですね。皆さんの市場開拓の参考としていただければ幸いです。


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by operationdesign | 2013-05-21 08:43 | 経営者、経営戦略


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