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2013年 04月 25日

任天堂、二期連続赤字

おはようございます。今日は外部環境の変化に対する戦略のお話です
事業をしていく中でも外部環境の変化は即効的に収益に影響を与える要因です。

例えば、小売業であれば自社店舗の近くに大きなショッピングセンターなどができると一気に売上げは下がります。
その対策を考えるときに大切なのは、力に勝るショッピングセンター相手に同じ土俵で勝負しょうとすると負けてしまいますので、自社の中心としてお客様が誰かを見直し、その中心顧客が満足しリピートしてもらえるような独自の商品や商品の提供方法を考えるしかありません。

隣で大量の商品を自社よりも安く販売されているのを見ると同じことをしてしまいがちになるのですが、そこは我慢し自社サービスの見直しを行うべきではないかと考えております。

そのような取り組みの記事が4月25日の日経新聞に掲載されていました。
任天堂さんが二期連続で赤字に転落したとのニュースなんですが、赤字の背景にはスマートフォンの急速な普及によりスマホでゲームをする人が増えたということがあります。私はゲームはやらないので良く知らないのですが、スマホのゲームが交流型のものがあり、それまでゲームをやらなかった人たちまでやっている人が多いようです。

iPhonが日本で発売されたのは2008年ですから、そこから2年後くらいからそれまで良かった業績は急速に悪くなったということになります。これだけ早いスピードで環境が変わる業界もあまりないと思いますが、そうはいってもしょうがないので、任天堂さんの対策はどのようなことをされたのか記事を読んでみますと
①Wii U という新製品を発売
②3DS用の新ソフトを発売
ということだったのですが、両方の対策とも売上げ減少に歯止めをかけるほど効果はなかったようです。

記事を見ますと「交流型ゲームをやるべきだ」「PCやスマホなど他の端末との連携をするべきだ」とか批判的な内容が多く目につきました。

しかし、先に書きましたように他社と同じ土俵にあがると、早くから取り組んでいたほうに部があることは間違いありません。
ですので、やはりここは我慢し、再度中心顧客のターゲットを見直し、その顧客にニーズを調査し新製品やソフトの開発、つまり基本的な活動に注力すべきではないかと思います。

賛否両論あると思いますけどね。いずれにしろ、顧客管理は戦略立案には必要な武器です。


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by operationdesign | 2013-04-25 10:34 | 経営者、経営戦略


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