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2013年 04月 08日

伝統施設生かし旅館が結婚式場に転換

おはようございます。今日は既存商品で新市場を開拓する戦略についてです。

日本を含み先進国は全て人口減少社会に入っておりますが、企業の成長は顧客の増加が前提条件であり、人口が減少するとは市場が縮小することであり、同じ市場のみ経済活動していると生き残ることが難しくなる社会ということでもあります。

そのための多くの企業が人口増加中のアジア諸国に市場を求めていますが、視点を変えることで国内でも新たな市場を開拓された事例を4月8日の日経新聞の「200年企業−成長と持続の条件」コーナーに見つけました。

取り上げられていたのは藤屋さんという長野市の結婚式場を運営されている会社なのですが、同社はもともと18世紀、江戸時代から続く本陣に指定された旅館で、明治に入っても伊東博文や福沢諭吉などの利用される格式の高い旅館であったそうです。しかし高速道路と長野新幹線の開通により、長野市が首都圏から日帰り圏内となったことで宿泊客が減少、おまけに長野オリンピックにより多くの宿泊施設が開業、競争が激化し、赤字に転落したとのこと。

この状態を当時の社長さんが旅館をやめて結婚式場に業態転換することを決断され、リニューアルし業績も回復したそうです。

350年続いた旅館をやめて結婚式場にするという決断は大変勇気にいる決断です。金融機関も業態転換に懐疑的であったそうなんですが、社長が当時、東京、京都、神戸などにあった邸宅を改装した結婚式場を見て、同社の歴史ある建物と庭園があれば結婚式場として集客できると考えられたそうです。

これはまさに既存商品を生かして新市場を開拓した成功例だと思うのですが、ここで学べる点が2点ありあます。
まず一点目は、自社の強みを良く正しく理解されているいうところです。立派な旅館の建物でも結果(業績)が良くないと、否定しがちになるものですが、その点がないというところです。
二つ目は市場調査を自らされているというところです。部下にやらせたり、ネットで調べるではなく、自ら足を運び、自分の目と耳で確認する、いわゆる現場感覚をもっていないと集客できるかどうか分かりません。

人から反対されてもやり抜くだけの強い意思はなかなか持てないものです。社長の仕事とは何か? 大変勉強になりました。また、意外と自社の強みとは中にいる人は気づいてないもので、皆さんの会社にも気づいたない強みがあるのではないでしょうか。


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by operationdesign | 2013-04-08 11:38 | 経営者、経営戦略


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