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2006年 03月 31日

マツモトキヨシやCFSが新業態開発の実験

皆さん、こんにちわ。今日も昨日・一昨日の日経サイトから小売業界のニュースを紹介します

【業界ニュース】
●2月の完全失業率4.1%、0.4ポイント低下
●2月の全国消費者物価0.5%上昇
●ニトリの06年2月期、経常益25%増の190億・積極出店が寄与
●良品計画の前2月期、連結経常32%増益
●しまむら営業益14%増・今期、6期連続最高

【コラム】
本日の日経MJにドラッグストア最大手のマツモトキヨシやCFSコーポレーションの新業態の開発のニュースが掲載されていました。
マツモトキヨシは高級化粧品を充実させ、CFSは高齢者向けを想定し健康相談を充実させるようです。

背景にはドラッグストア同士の激しい競争による安売り合戦があり、今後まちづくり3法などの影響で更に競争が激しくなると予想されるので、安売り合戦から抜けだせるよな新しい店舗を構築したいとの目論見があるようです。

ドラッグストアは2,3年前まで小売業界の中で数少ない二桁成長している業態でした。
各社は食品や日用雑貨の品揃えをどんどん拡充していくことでコンビニよりも豊富な品揃え、スーパーにまで行かなくても買い物できる便利さから顧客の支持を集めてきました。

ドラッグには、ファーストリテイリングやヤマダ電機のように全国制覇している企業はなく、年間に100店舗近く出店する企業や、同業社と資本提携しすることで拡大している企業もあり、まさに業界首位と全国制覇という覇権争いの真っ只中のマーケットでした。

はっきりいって、新規出店や食品や日用雑貨などの商品ラインをどんどん追加していくだけで売上がアップする、まだ未成熟なマーケットでもあります。そのような中、同業他社に出店する前に出店し、いち早く規模の利益(バイイングパワー)をもつことが経営の優先課題となっていたのです。

拡大しているがゆえに人材も慢性的に不足し、特に中心的役割を担うミドルマネジメントに過剰に負担がかかり、過酷な労働環境になっていました。(私の取引先でもあったのです。)

そのようなハードな労働環境も含め、出店拡大を急ぐあまり、TPOSのない多くの商品ラインを集積したお店になっており、それぞれの企業ごとの特長も出せずにいます。

しかし、ここにきて既存店の成長にかげりが出ており、他社との差別化が必要になってきています。まずはもう一度、顧客ターゲットは誰で、その購買目的(TPOS)か何かを明確にすることが必要です。

顧客とTPOSが明確になれば増えたすぎた商品ラインが絞られ、品揃えは自社の強い商品ラインに専門化していくことができます。この対策は問屋任せの品揃えから独自性をアピールする品揃えへの脱却をも意味します。

将来の高齢化社会を迎え、健康や美容に対するニーズは高まり、多様化していくと思われます。そのニーズを掴むことはTPOSを掴むことでもあり、それは新しい販売形態のドラッグストアになるのではと考えられます。

米国のアパレルチェーン、リミテッドコンツェルンはスキンケアやヘアケアなどいわゆるビューティ部門の商品にセグメンテーションされたブランドを展開していいます。
ハンドクリームやシャンプーなどを売っているんですが、薬局のイメージとはほど遠いハイセンスなお店で、さすがリミテッドって感じです。そして驚くにはこのような商品だけで約1500もの店舗を展開されている点です。
そのブランドのURLはこちらです → Bath & Body Works

既存店売上が少し低迷してきた今、これからが本当の実力、即ち顧客視点で考えているかどうかが問われる時代になったのです。

▲本日の教訓▲
顧客が選びやすさや楽しさを考えると、テーマ・TPOSが絞られた売場になる。
競争対策とは顧客視点に立ち返り、もう一度考え直すことでもある。


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by operationdesign | 2006-03-31 18:40 | 経営者、経営戦略


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