CRMの営業活用ブログ

opedesign.exblog.jp
ブログトップ
2006年 03月 24日

ダイエー、優良客囲い込み対策

皆さん、こんにちわ。今日も昨日・一昨日のウェブサイトから小売業界のニュースを紹介します

【業界ニュース】
●阪急百貨店、2011年に福岡進出へ(日経)
●ファミリーマートと良品計画、協力強化へ株持ち合い(日経)
●米ウォルマート、富裕層向けに新型店(日経)
●ダイエー、全店共通のポイント制度(MJ)

【コラム】
本日の日経MJに、ダイエーのポイントカード制度の詳細内容が掲載されていたので、紹介したいと思います。
ダイエーはこれによりPOSシステムをも刷新し135億円を投資されたようです。
顧客の購入履歴がリアルタイムでわかるので、このデータをきめ細かい商品企画や販促に生かしていくそうである

新しいシステムを導入するときには良くある間違いは、導入することが目的化してしまうことです。
システムベンダーは納品までのコストしか見積りしていませんので、導入後の活用や運用はユーザー任せという考え方が普通です。

「納品したらあとは知らん」という考え方です。
業務設計や運用指導までのサービスをベンダーから提供を受けるべきだと思いませんか?勿論有料です。
ユーザーはシステム導入の効果に対して投資をしているわけで、ソフトウェアやハードウェアを買いたいわけではありません。
当たり前のことなんですが、IT業界ではこの当たり前がまた当たり前ではないようです。

皆さんの会社に全く使われていないシステム(ソフトウェア)はありませんか?
それは業務設計(業務フローや運用ルール)が明確になっていないことがほとんどの原因です

ベンダーとユーザーでは目的が違います。
ベンダーはシステムを作ること、ユーザーは使うことが目的です。
これが一つになれば良い仕組みができあがるのです。

今回のダイエーのシステム導入の詳細は知りませんが、ダイエーのような巨大企業の顧客全員の購買履歴をどのように分析するのでしょうか?
誰か、いつ、どのような方法で、どのデータを分析し、誰に報告し、報告された人はどの場面でデータを活用するのかを決める必要があります。

業務分担を決めるには、ソフトウェアの機能に詳しい人と業務に詳しい人両方の人の参加が必要です。
従って、ソフトウェアベンダーとユーザーさんがひざを突き合わせて検討する以外に方法はありません。

間違えてはいけないのは、新しい仕事の分担や手順、遂行時のルールが利益という成果を生むのであり、システムが生み出すことではないことです。
極論ですが、コンピューターはデータが入力され、保管され、出力されるだけです。
これをどう使うかを企画することが成果を生み出すのです。

SIベンダーやITコンサルタントはこの企画が勝負になってくる時代に突入しています。
高い技術力は売り文句にはならないのです。

膨大なダイエーさんの顧客分析システムがMD改革、競争優位対策の成功事例として、注目されるようになることを期待したいと思います


▲本日の教訓▲
ITの導入成果を生むのは、ITそのものが生むのではなく、IT導入に伴う業務プロセスの改革こそが生むのである
優秀なITコンサルタントやソフトウェアベンダーほど業務改善の企画を売り文句とするはずである


面白いと思われた皆さん、応援(クリック)よろしくお願いします↓↓
f0035923_2112761.gif


最後までお読み頂きありがとうございます。
このブログは小売業専門コンサルタント事務所 オペレーションデザインが運営しております
[PR]

by operationdesign | 2006-03-24 11:47 | 顧客満足


<< ウォルマートが富裕層向けに新型店舗      利益へのあくなき追求 >>