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2006年 02月 28日

良い出店立地の確保対策

昨日のことなんですが、少しご縁がありまして、京都の某着物屋さんチェーンの店舗開発部のメンバー4人と飲みに行きました。

そこの着物屋さんの出店先はショッピングセンター中心です。
出店する側(家賃を払う側、調達部門)なのでデベロッパーに対しては有利な話ができると思えるのですが、現実はそんなに甘くなく、デベロッパーの担当者と信頼関係を築いているかどうかにより出店場所が確保できるそうです。
特にイオンやヨーカドーなどの勝ち組企業のショッピングセンターの入居するには、なかなか困難なようです。

店舗開発部門も調達部門というより営業部門に近い業務プロセスであることがわかりました。

また、小売業の中で店舗開発部門は極めて重要な部門です。
その企業が拡大できるか否かは良い立地をどれだけ確保できるかにかかっていると言えます。
店舗の立地環境が悪ければ,いくら営業部や商品部ががんばったところで数字はあがりません。

にもかかわらず、店舗開発部にはプロパー社員が少なく、同業他社や不動産会社から転職してきた人でほとんどを占めている企業が多いと思います。

良い物件を確保することだけを考えるとノウハウをもつ即戦力メンバーで固めたほうが有利ですが、それでは、いつまでたってもノウハウが継承されず、業務プロセスはブラックボックス化してしまいます。

経営者としては、店舗開発能力を高めたいと考えますが、ノウハウが人に蓄積されていることが原因で人頼みの対策しか打てないのです。

そのような中で最近注目を集めているソリューションがあります。
SFA(Sales Force Automation)という法人営業向けの営業活動を支援するソリューションです。顧客へのアプローチから納品・請求まで営業活動業務を調査し、標準的かつ理想的な営業プロセスを定義します。
その理想的なプロセスをシステムに反映し、営業マンは日報を書くだけで、次に何をやるべきかをシステムが教えてくれるというソリューションです。
 詳細はこちらへ→http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/sfa.html

私は建設業さんにSFAを導入した経験がありますが、小売業で導入されたという話は聞いたことがありません。
また、SFAベンダーのサイトを見ても小売業はターゲットにしていないような感じがします。

最初に申し上げたように小売業の店舗開発部のプロセスは自社を売り込むプロセスです。
SFAを活用できることも可能だと考えられます。
ノウハウをブラックボックス化しない対策に使えると思われます。


▲本日の教訓▲
中堅小売業には店舗開発能力を高める対策が有効である
SFAは店舗開発ノウハウを人頼みから組織的活動に変革できるツールでもある


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by operationdesign | 2006-02-28 17:30 | 経営者、経営戦略


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